woodpecker ダンス公演③2024 島嶼公演
2024年7月6日
芸術鑑賞教室(ケッチ,woodpecker,黒野選手)東京都の事業、「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」は東京都の全校対象ですので、当然島嶼の学校も対象です。島嶼の子供たちは東京といっても内地に住んでいる子供たちと違って、劇場やコンサートホール、映画館が島には無い為、すぐに行くことができず、なかなか生の芸術に触れる機会がありません。そんな子供たちに目の前で本物の芸術を見せて喜ばせたいという気持ちが強く、MG企画では島嶼の学校からの注文は大歓迎です。ご紹介しているアーティストも全員、本物に目の前で触れる機会の少ない島嶼の子供たちや地域の人々に、その道の楽しさ、素晴らしさを伝えたいという方たちです。
東京には11の有人島があります。八丈島、三宅島、御蔵島、青ヶ島、新島、大島、利島、神津島、式根島、小笠原父島、小笠原母島。令和4年度は、八丈島、三宅島、御蔵島、新島、小笠原父島、小笠原母島の6島でパントマイム公演を、令和5年度は三宅島、新島、小笠原母島でパントマイム公演とゴスペルコンサートを、そして令和6年度は利島でダンス公演を実施することができました。(だんだん数が少なくなってきていますが、、泣)
島の子供たちは(内地の子供たちもそうですが)とても素直で元気です。大自然と近所の大人たちに囲まれて、大切に育てられているからか、純朴で、しかもしっかりと礼儀を保っているというか、距離感をしっかりと取れる子が多いです。上手く言えませんが、手間をかけて島に渡り、公演を実施して本当に良かったといつも思います。島民の方々にもとても感謝されます。
帰りのヘリコプターを待っているときに、従業員の方が「ダンサーの方々ですか?」とwoodpeckerのメンバーに声をかけてきてくれました。「はい。」と答えると、娘が昨日家に帰ってくるなり、ダンサーの人たちが本当にすごかった!ダンス教室も楽しかった!と興奮して話してくれて、まだ島のどこかにいるならまた会いたいなぁ!と言っていたというのです。家に帰ってすぐに家族に伝えたいほど心に響くものがあったということをとても嬉しく思いました。
昨年は、新島と三宅島でコンサートを実施したのですが、音響機材を運び込むのも大変でしたが、子供たちや先生方、島民の方々が非常に喜んでくれました。内地で開くコンサートと同じ機材を運び実施できているのは、やはり予算をかけてくれている東京都のおかげです。帰る途中で大島の小学校、中学校に寄ってみたのですが、小学校の校長先生は、毎年学芸発表会の前に劇団を呼び、指導してもらっている。とてもありがたい事業なので、毎年続けるように教育委員会にも常に声をかけているとおっしゃっていました。
まだ公演見実施の青ヶ島、神津島、式根島、大島でも公演が実施できればと思っています。それから北海道や長崎県、沖縄県、その他の県にもたくさんの離島がありますので、1つでも多くの島嶼の学校で公演が実施できたらと思います。
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